こんにちわ😄
今回は頭蓋骨にある孔の「破裂孔」について見ていこうと思います
破裂孔:構造と通過するもの
破裂孔は頭蓋骨の中央から少し前方に左右に1つずつあります
頭蓋骨で一番大きな大後頭孔のすぐ前方です
破裂孔の構造
破裂孔はいくつかの骨と骨の間に出来たスペースによって形成されています
破裂孔を形成する骨は蝶形骨、側頭骨、後頭骨の3つです
<破裂孔を形成する骨>
- 側頭骨(赤の部分)
- 蝶形骨(黄色の部分)
- 後頭骨(紫の部分)
破裂孔を通過するもの
破裂孔を通過するものは内頸動脈、大錐体神経、深錐体神経です(参照資料3)
<破裂孔を通過するもの>
- 内頸動脈
- 大錐体神経
- 深錐体神経
内頸動脈は総頸動脈の分枝です
総頸動脈が第4頚椎のレベルで外頸動脈と内頸動脈に別れた後、内頸動脈は側頭骨の頸動脈管に入ります(参照資料4)
頸動脈管を抜けた内頸動脈は破裂孔に入っていきます
大錐体神経は副交感神経系の節前繊維です
大錐体神経は橋の上唾液核からの中間神経が膝神経節から分かれた際の分枝の1つです
破裂孔を通ったあとは深錐体神経と合流して翼突管神経となり涙腺に向かいます
深錐体神経は交感神経系の節後繊維です
深錐体神経は内頸動脈神経叢の分枝です
内頸動脈神経叢は内頸動脈と共に頸部を上向し、頸動脈管の手前で深錐体神経が分枝し破裂孔を抜けます
破裂孔を抜けた深錐体神経は大錐体神経と合流し、翼突管神経となります
まとめ
今回のまとめです!
<破裂孔を構成する骨>
- 側頭骨
- 蝶形骨
- 後頭骨
<破裂孔を通過するもの>
- 内頸動脈
- 大錐体神経
- 深錐体神経
参照資料
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