後脛骨動静脈と脛骨神経の足関節後内側部の位置

足部/足首

アメリカ産アスレティックトレーナー(ATC)。リハビリ/トレーニング/治療、どれにおいても『解剖学』の知識と理解は欠かせないと日に日に感じています。解剖学をもっと勉強するため、そして私の知識が誰かの為になればいいなと思いブログを書いています!

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こんにちわ😄

今回の記事では後脛骨動静脈と脛骨神経が足関節後内側を通過する位置について見ていこうと思います

参照資料1

後脛骨動静脈と脛骨神経の足関節後内側部の位置

後脛骨動静脈と脛骨神経

後脛骨動静脈も脛骨神経も脛骨の後方深部を走ります

そこから後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋と共に内果の後方から下方にかけて内果の縁をなぞる様に走ります

参照資料1

内果の後下方では屈筋支帯の深層をくぐり、その後は後脛骨動静脈と脛骨神経はそれぞれいくつかの枝に分かれていきます

足底方形筋と母趾外転筋

足底方形筋と母趾外転筋はどちらも踵骨を付着部にもつ筋肉です

足底方形筋は踵骨から長趾屈筋の腱に付着します

参照資料2

母趾外転筋は踵骨から起始し、母趾基節骨に付着します

参照資料3

足底方形筋は母趾外転筋よりも深層に位置します

そしてこの2つの筋肉の間を後脛骨動静脈と脛骨神経が通ります

参照資料4

ですので内果を抜けて屈筋支帯の深層を通った後脛骨動静脈と脛骨神経は、さらに足底方形筋と母趾外転筋の間を通って足底に入ります

後脛骨動静脈や脛骨神経は屈筋支帯の部分で制限を受けやすいですが、この足底方形筋と母趾外転筋に挟まれている部分も圧迫などの力を受けやすいのではないかと考えます

まとめ

今回のまとめです!

  • 後脛骨動静脈と脛骨神経は下腿後面深層を走り、屈筋支帯を抜けて測定に向かう
  • 屈筋支帯を抜けた後に母趾外転筋と足底方形筋に挟まれながら足底に入る

参照資料

1 ネッター解剖学アトラス 原書第5版 p.517

2 Atlas of Anatomy p. 417

3 Atlas of Anatomy p. 419

4 Atlas of Anatomy p. 404

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