胸椎伸展に関わる背筋群の付着部 まとめ

胸郭

アメリカ産アスレティックトレーナー(ATC)。リハビリ/トレーニング/治療、どれにおいても『解剖学』の知識と理解は欠かせないと日に日に感じています。解剖学をもっと勉強するため、そして私の知識が誰かの為になればいいなと思いブログを書いています!

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こんにちわ😄

今回は胸椎伸展に関わる背筋群の付着部ついてまとめていこうと思います

背筋群の付着部 まとめ

今回見ていく筋肉は以下になります

  • 胸最長筋(Longissimus Thoracis)
  • 胸腸肋筋(Iliocostalis Thoracis)
  • 腰腸肋筋(Iliocostalis Lumborum)
  • 胸棘筋(Spinalis Thoracis)
  • 胸半棘筋(Semispinalis Thoracis)
  • 長胸回旋筋(Longus Rotators Thoracis)
  • 短胸回旋筋(Brevis Rotators Thoracis)

付着部については「Atlas of Anatomy」を参照しています

胸最長筋(Longissimus Thoracis)

胸最長筋は背骨の中心寄りにある長めの筋肉です

胸最長筋は大まかに言えば「腸骨と腰椎」と「胸椎と肋骨」を繋ぐ筋肉です

肋骨には第2〜12肋骨に、胸椎は同じレベルの横突起に付着しています

胸腸肋筋(Iliocostalis Thoracis)

胸腸肋筋は胸最長筋と似た位置関係にありますが、胸最長筋よりも外側にあります

胸腸肋筋は肋骨同士をつなげます

第7〜12肋骨を起始に持ち、第1〜6肋骨に付着します

腰腸肋筋(Iliocostalis Lumborum)

腰腸肋筋は胸腸肋筋よりも下方にあります

腰腸肋筋は大まかに言えば「腸骨」と「肋骨」をつなげます

肋骨には第6〜12肋骨に停止部を持ちます

胸棘筋(Spinalis Thoracis)

胸棘筋は棘突起の側面に位置する小さい筋肉です

胸棘筋は棘突起同士を繋いでいます

胸棘筋の起始は第10胸椎〜第3腰椎、停止は第2〜8胸椎です

胸半棘筋(Semispinalis Thoracis)

胸半棘筋は棘突起周辺にある小さな筋肉です

胸棘筋と似ていますが、起始は横突起、停止は棘突起です

それゆえに「半」棘筋なのでしょうか

胸半棘筋は第6〜12胸椎の横突起に起始、第6頚椎〜第4胸椎の棘突起に停止します

長胸回旋筋(Longus Rotators Thoracis)と短胸回旋筋(Brevis Rotators Thoracis)

長胸回旋筋短胸回旋筋は全ての胸椎レベルにあり、どちらも棘突起と横突起を繋ぐ筋肉です

短胸回旋筋は胸椎棘突起と1つ下の胸椎横突起をつなげます(例:第2胸椎棘突起と第3胸椎横突起)

長胸回旋筋は胸椎棘突起と2つ下の胸椎横突起をつなげます(例:第2胸椎棘突起と第4胸椎横突起)

まとめ

今回のまとめです!

  • 胸最長筋(Longissimus Thoracis)
    • 骨盤帯と肋骨、胸椎横突起に付着
  • 胸腸肋筋(Iliocostalis Thoracis)
    • 肋骨同士に付着
  • 腰腸肋筋(Iliocostalis Lumborum)
    • 骨盤帯と肋骨に付着
  • 胸棘筋(Spinalis Thoracis)
    • 棘突起同士に付着
  • 胸半棘筋(Semispinalis Thoracis)
    • 棘突起と横突起に付着
  • 長胸回旋筋(Longus Rotators Thoracis)
    • 棘突起と2つ下の横突起に付着
  • 短胸回旋筋(Brevis Rotators Thoracis)
    • 極突起と1つ下の横突起に付着

参照資料

Atlas of Anatomy p.30, p.32

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