肋骨頭関節と肋横突関節の凹凸構造

胸郭

アメリカ産アスレティックトレーナー(ATC)。リハビリ/トレーニング/治療、どれにおいても『解剖学』の知識と理解は欠かせないと日に日に感じています。解剖学をもっと勉強するため、そして私の知識が誰かの為になればいいなと思いブログを書いています!

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こんにちわ😄

今回は肋骨と背骨の間の関節である「肋骨頭関節と肋横突関節」に関してそれらの関節の「凹凸構造」を見ていこうと思います

参照資料1

肋骨頭関節と肋横突関節の凹凸構造

肋骨頭関節

肋骨頭関節は肋骨と肋骨頭と胸椎の肋骨窩によって形成される関節です

参照資料2
参照資料3
肋骨頭関節

肋骨頭関節は第1〜12胸椎にありますが、その形は胸椎のレベルによって異なってきます

参照資料4

シンプルなものは第1・第11・第12肋骨頭関節で、肋骨と同じレベルにある胸椎によって関節が形成されます

つまり、第1肋骨と第1胸椎によって肋骨頭関節が成り立ちます

参照資料4

ですが第2〜10肋骨頭関節ではそうではありません

これらは同じレベルの肋骨と胸椎の他にも、1つ上にある胸椎とも関節を形成します

ですので第2肋骨頭関節であれば、第2肋骨〜第2胸椎〜第1胸椎の3つによって第2肋骨頭関節が形成されます

参照資料5

肋骨頭関節の凹凸構造

肋骨頭頭関節は肋骨頭側が凸、胸椎側が凹の形状になっています

肋骨頭関節は下記の運動軸に基づいて回旋運動が発生します

参照資料6

この回旋運動の際の動きを凹凸構造を踏まえて考えてみます

肋骨頭関節の凹凸構造

吸気時に肋骨は胸椎に対して上方回旋(外旋)し、呼気時では肋骨は胸椎に対して下方回旋(内旋)します

ここで肋骨頭関節の凹凸構造をふまえて、関節包内運動を考えてみようと思います

肋骨頭が肋骨窩に対して上方回旋(外旋)する場合、肋骨頭は肋骨窩に対して下方スライドするようにも動きます

呼気時ではこれと反対の動きが起きます

肋骨頭が肋骨窩に対して下方回旋(内旋)する場合、肋骨頭は肋骨窩に対して上方スライドするようにも動きます

<肋骨頭関節>

  • 肋骨頭関節は肋骨の「肋骨頭」と胸椎の「肋骨窩」によって形成される関節
  • 肋骨頭は凸、肋骨窩は凹の関係
  • 吸気時:肋骨頭は肋骨窩に対して上方回旋(外旋)し、下方スライドする
  • 吸気時:肋骨頭は肋骨窩に対して下方回旋(内旋)し、上方スライドする

肋横突関節

肋横突関節肋骨結節横突肋骨窩によって形成される関節です

参照資料2
参照資料3
肋横突関節

肋横突関節は第1〜10まであります

全ての胸椎のレベルで肋横突関節がない理由は第11と12胸椎では横突肋骨窩がないためです

また、第1〜7肋骨では横突肋骨窩は横突起の前面にありますが、それ以降では少しずつ前上面に移っていきます

肋横突関節の凹凸構造

肋横突関節は肋骨結節側が凸、横突肋骨窩側が凹になっています

肋横突関節の凹凸構造

肋横突関節も肋骨頭関節と凹凸の構造は変わりません

肋骨側が凸、胸椎側が凹です

ですので肋骨頭関節と同じく、吸気時には肋骨結節は横突肋骨窩に対して上方回旋(内旋)、下方スライドします

また、呼気時には肋骨結節は横突肋骨窩に対して下方回旋(内旋)、上方スライドします

<肋横突関節>

  • 肋横突関節は肋骨の「肋骨結節」と胸椎の「横突肋骨窩」によって形成される関節
  • 肋骨結節は凸、横突肋骨窩は凹の関係
  • 吸気時:肋骨結節は横突肋骨窩に対して上方回旋(外旋)し、下方スライドする
  • 吸気時:肋骨結節は横突肋骨窩に対して下方回旋(内旋)し、上方スライドする

まとめ

今回のまとめです!

肋骨頭関節肋横突関節
関節面肋骨頭と肋骨窩肋骨結節と横突肋骨窩
凹凸構造肋骨頭:凸
肋骨窩:凹
肋骨結節:凸
横突肋骨窩:凹
吸気時の動き肋骨頭が肋骨窩に対して
上方回旋(外旋)と下方スライド
肋骨結節が横突肋骨窩に対して
上方回旋(外旋)と下方スライド
呼気時の動き肋骨頭が肋骨窩に対して
下方回旋(内旋)と上方スライド
肋骨結節が横突肋骨窩に対して
下方回旋(内旋)と上方スライド

参照資料

1 ネッター解剖学アトラス原書第5版 p.151

2 ネッター解剖学アトラス原書第5版 p.180

3 ネッター解剖学アトラス原書第5版 p.151

4 ネッター解剖学アトラス原書第5版 p.179

5 からだの構造と機能 Ⅰ p.77

6 からだの構造と機能 Ⅰ p.80

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