足首の関節を分解する③:踵立方関節

足部/足首

アメリカ産アスレティックトレーナー(ATC)。リハビリ/トレーニング/治療、どれにおいても『解剖学』の知識と理解は欠かせないと日に日に感じています。解剖学をもっと勉強するため、そして私の知識が誰かの為になればいいなと思いブログを書いています!

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はじめに

こんにちわ😄

シリーズでお伝えしてきた足首周りの関節ですが今回がラストとなります!

その内容は「踵立方関節」です!

前回「距踵舟関節」、前々回「距骨下関節」の記事はこちらをご覧ください👇

踵立方関節

踵立方関節の位置と構造

踵立方関節はその名の通り「踵骨」と「立方骨」の間にある関節です

上から見ると足首の外側にあります

関節の位置としては距骨下関節や距踵舟関節よりも非常にシンプルです

次に関節の構造について見ていきます

距踵舟関節の構造

まずは踵骨と立方骨、それぞれの関節面を見ていきます

踵骨を前方から見た図
立方骨を後方から見た図

左の写真が踵骨を前方から見た図です(踵骨の関節面)

右の写真は立方骨を後方から見た図です(立方骨の関節面)

上の2つの関節面が合わさって踵立方関節が成り立つのですが、この写真では少しわかりにくいので違う角度から見てみます

踵骨 上からの写真
踵骨 内側からの写真

この写真にあるように踵骨の関節面は「凹」の形をしており、鞍状になっています

立方骨を上から見た写真
立方骨を下から見た写真

上の2つの写真は立方骨を上から見たもの(左)、そして下から見たもの(右)です。

この写真でも少し分かりにくいですが、立方骨の関節面(赤丸部分)も少しカーブしているように見えます

実際のところ、立方骨の関節面も鞍に似た形状になっており、踵骨の関節面と合わさるようになっています

2つの関節面の特徴を表した図が見当たらなかったので、手で再現してみました

これは右足の踵立方関節を外側から見ていると思ってください

どちらも鞍状の関節面で、それらが合わさる様子です

そして実際に動く際は以下のような形になるかと思います

まとめ

今回のまとめです!

・踵立方関節は足部の外側、踵骨と立方骨の間の関節

・踵立方関節の関節面はどちらも鞍状の似た形になっている

参照資料

1 ネッター解剖学アトラス原書第5版

2 Atlas of Anatomy

3からだの構造と機能 2 腰椎 骨盤 股関節 下肢

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